魚
日本における最も一般的なアレルゲンの4番目は魚です。魚の種類は約2万種とされていますが、その中の1種類だけに拒否反応が起こる場合と、複数に反応する場合があります。魚に対するアレルギーを持つ人が多いのは、デンマーク、ノルウェイ、ポルトガル、日本など魚の消費が多い国々です。
魚の身の部分のタンパク質が反応の誘因となることが一般的ですが、皮や骨に含まれるゼラチンが誘因となる場合もあります。
魚に対する主な症状
- 湿疹、蕁麻疹などの皮膚の症状
- 腹痛、吐き気、消化不良、嘔吐、下痢
- 鼻水、くしゃみ、鼻づまり
- 頭痛
誤った反応を起こしやすい魚
- アンチョビ
- バス(スズキ)
- ナマズ
- 鱈
- ヒラメ
- ハタ
- モンツキダラ
- メルルーサ
- オヒョウ
- ニシン
- マヒマヒ
- パーチ(メバル、カサゴ)
- カワカマス
- スケトウダラ
- 鮭
- コダラ
- 太刀魚
- シタビラメ
- 鯛
- ティラピア
- 鱒
- ツナ
魚が含まれていることがわかりにくい食品
- サラダドレッシング
- ウスターソース
- すり身
- ブイヤベース
- カニカマ
- ナンプラー
- バーベキューソース
- ゼラチン
ご存知でしたか?
- 調理の煙に含まれる魚のタンパク質に反応する人もいます。
- 肝油には基本的には魚のタンパク質が含まれていませんが、製造の過程で分子レベルのタンパク質が混入している可能性があります。
- 園芸用の堆肥や肥料に魚が原料として使われている場合があります。
- 鮭、ツナ、オヒョウは拒否反応を起こす人が最も多い魚です。
- オメガ3のサプリメントの主成分はタラの肝油です。
- 魚の皮でベルト、バッグ、アクセサリーなどを作っている会社もあります。