アルコール
アルコールに対する拒否反応は一般に理解されているよりも多数の人に影響を与えています。例えばビールを飲むと疲労感を感じたり、気持ちがよくなかったり、膨満感を感じたりするので「ビールは体に合わない」と思っている人は多いですが、飲み過ぎではないのにそのような症状がある場合は過敏症である可能性があります。
アルコールの種類によっては、米や大麦などの穀類、果物、とうもろこし、芋、砂糖などに対する過敏症やアレルギーが発端となってアルコールの過敏症につながる場合もあります。
アルコールに対する主な症状
- 胸焼け、胃酸逆流、膨満感、腹痛、ガスなどの消化器系の諸症状
- 湿疹、蕁麻疹などの皮膚の症状
- くしゃみ、鼻水、鼻づまり
- 頭痛
- 疲労感、眠気
アルコールが含まれている主な食品
- ビール
- ウィスキー
- ワイン
- 酒
- 焼酎
- 泡盛
- ジン
- ウォッカ
- リキュール
アルコールが含まれていることがわかりにくい食品
- アルコール抽出したバニラエキスを使ったお菓子やケーキ
- アルコール抽出したハーブのチンキ
- フランベしたステーキやデザート
- マラサラチキンや子牛のマラサラ
- マリネした肉やシチュー
ご存知でしたか?
- 洋菓子の中にはクレームドカカオやクレームドマントを使ったものがあります。
- ムースの中にはグランマニエを使ったものもあります。
- 調理の最後にアルコールを使ったステーキなどはアルコール分の85パーセントが残っています。